オーナーのSeraです。

ふと気づけば、もう誕生月。
もうアラサーです。

この頃、よく思うことがあります。

歳を重ねるにつれて、失っていくものはたくさんある。

体力も、記憶も、若さも。

人との別れもあれば、信じていたものが崩れることもある。

世界は少しずつ現実的になり、昔ほど簡単には心が動かなくなる。

でも、本当に失われていくのは、そういう目に見えるものだけではない気がします。

たとえば、この世界を疑うことなく信じられること。

人をまっすぐ信じられること。

自分にはまだ何にでもなれる、そんな可能性を疑わなかったこと。

好きと嫌いがはっきりしていて、「嫌い」を突っぱねられた青さ。

少し尖っていて、危うくて、でも切れ味のある感性。

そんなものも、少しずつ丸くなっていく。

家族を持ち、責任を持ち、失敗を重ねる中で、人は折り合いを覚えていく。

それが「大人になる」ということ。

でも私は、ときどき思うのです。 

 

人は、本当にそうやって失われていくものだけなのだろうか。 

 

私は大人になりきれない子どものような人が好き。

毒を持ったような、純粋さ。

世の中に染まりきらない感性。

その人だけが持っている美学みたいなもの。

そういうものに、ずっと惹かれている気がします。 

今も昔も。

物に対しても。

何億年という時をかけ、ますます純度が高まる鉱物。

何世代もの人の手を渡り、そこにただただ在る家具や器。

それらは、時間に耐えたから美しいのではなく、

長い時間を経てもなお、

その本質を失っていないから美しい。

私はそう思っています。 

人も同じなのかもしれません。

丸くなる人もいるし、

それがその人らしい生き方だったわけで、

多分

すっごく疲れるし、生きづらいけど 


何度傷ついても、どこか尖ったまま、自分の美学を生きる人もいる。 

 

 

若い感性を失わずに生きることは、とてもきっと疲れます。

世の中に合わせてしまった方が、ずっと楽だから。

人生には、傷つくことがあるし、

なんなら、いきなり頬を叩かれるように裏切られることもある。

孤独や喪失を知る。

それでもなお、何かを美しいと思える人がいる。

誰かを信じようとする人がいる。

世界への驚きを失わない人がいる。

私は、たぶんそういう人に惹かれます。

以前は、それを「透明感」と呼んでいました。

あるいは「少女性」や「品性」。 

でも最近は、少し違う気がしています。

それは、何も知らない無垢さではきっとなくて・・・

むしろ、人間の弱さや醜さ、無常を悟って
なお失われないもの。

それが、おそらく
その人の人間観であり、
生き方であり、美しさなのだと思うようになりました。

強いてゆうならいろいろ歳を重ねても

その精神(スピリット)を失わずに歩き続ける人を見ると、ああ美しいと思ってしまうのです。 

 

時代によって価値観や価値は変わります。

正しさも変わる。

けれど、その人がどんな世界を見て、どんなふうに生きたいと思っているのか。

それは話し方にも、作品にも、お金との向き合い方にも、人との関係にも、静かに滲み出ます。

私はきっと、人にも物にも、そういうものを見ていたいんだなあと。

私が仕事でやりたいことも、同じで。

何億年もかけて育まれた鉱物。

時を重ねながら受け継がれてきたアンティーク。

誰かの想いと手仕事によって生まれたジュエリーやアート。 

 


それらに惹かれるのは、「古いから」でも、「希少だから」でもありません。

時間の中でなお、失われなかった普遍性を宿しているから。

世界も、自分の肉体も変わっていく。

それでも、自分自身の中で決して失いたくないものは何だろう・・・

私はそんな、失われない美しさを信じています。

そんなことに思いを馳せた本日の午後。

 

 



今日はジメジメの梅雨らしい1日でした。






本日

特別に職人に作ってもらったレムリアン水晶のベツレヘムスターや
一点もののシトリン・ルチルのマスターピース

アンティークを数点アップしました。

アバター

AIONIA

ー永遠を宿すものたち。
Born of Eternity.
Shaped Light.
˚✧₊⁎・:.。:・゚
自然が何億年もの時をかけて育んだ鉱物。
歴史を重ね、受け継がれてきたアンティーク。
職人の手によって生み出されるジュエリーやアート。
AIONIAは、時間とともに育まれ、物語を宿した美しいものをご紹介するブランドです。
自然が生み出したもの。
人の手が受け継いできたもの。
そして、これから誰かの人生の中で、新たな時間を刻んでいくもの。
一つひとつの出会いが、時を超えて心に残る存在となりますように。

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